実録!マジボイス実現委員会 ライターのヨッピーさんが改善会議に潜入!

鼻毛カッタ-なのに鼻毛が切れない!?これからどう改善する!?

ライターのヨッピー
こんにちは!
ホームセンター大好きライターのヨッピーです!

本日はみんな大好き驚安の殿堂ことドン・キホーテ属するPPIHグループ(パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス)のマジボイス実現委員会からリアルな現場レポートをお送りします!

「マジボイス実現委員会」とは「マジボイス」に寄せられたお客様からのご意見に対して、マジの本気で対応し、商品改善を行っていく組織です!
商品改善の一例
例えばこんな感じで新商品のモニターを募集して意見を集めたり、商品改善のために日夜頑張ってるのが「マジボイス実現委員会」なのだ!

こんな風に「マジボイス」に「ここをもっとこうしてくれ~!」「こういうのが欲しい!」みたいなお客様の声を送ると、「マジボイス実現委員会」の議題にあがり、そしてマジで本当に改善しちゃうのが「マジボイス実現委員会」の役割なのです!

本日もこの、「マジボイス実現委員会」でどういった事が話し合われ、どういった流れで商品が変わっていくのかをレポートしたいと思います!

今回取り上げる商品は……、これだ!!

潜入した会議での対象商品

  • ド情熱
    「これひとつで顔だいたいイケるトリマー」ことメンズグルーミングギア!
    商品コード:4549777116355
ヨッピー
この商品の
実現会議潜入してきました!
ヨッピー
なんか、商品名がどんどん長くなってる気がする。
マジボイス実現委員会の様子
岩崎さん
司会進行
というわけで今回は「これひとつで顔だいたいイケるトリマー」です。
「マジボイス」のアンケートから抜粋
岩崎さん
司会進行
まず、「いいよ」と「ビミョー」の比率なのですが、ビミョー率が9割近く、非常に高い数値になってしまっております。

実は「パッケージが開けづらい」というご意見は以前に頂いておりまして、その改善については現在すすめているところなんですが、商品の中身についても今回議論出来ればと思っておりますのでよろしくお願いします。
続いてお客様の声を見ていきます。
お客様
まったく使えなかった。剃れない。安かろう悪かろうの商品(50代 男性)
お客様
鼻毛がぜんぜん刈り取れない。買って損した。金返して欲しいレベル(40代 男性)
お客様
鼻毛剃りとしては役に立たない(50代 男性)
岩崎さん
司会進行
など、けっこう辛辣なコメントを頂いています。こういった声を聞いて僕も使ってみたのですが、確かに切れ味が悪くて引っかかる感じがあって痛かったりしました。「切れてるなー」っていう感覚もあまり無かったので、やはり切れ味の問題は大きいかと思います。MDの見解をお願いします。
担当MDの川上さん
川上さん
担当MD
はい。自分でも試したのですが、確かに3回、4回とやらないと綺麗に剃れないっていうのは確かにあります。そこで改善方法についてはいくつか考えられるのですが、どれもコスト面との兼ね合いになるので、結論から言いますと、回転している刃の部分をもう一度研磨して切れ味をあげるという対応を考えています。それならコストアップに繋がらないので。これを一度試してみて、どれくらい改善するか様子を見てみたいなと。
岩崎さん
司会進行
その、切れる切れないは刃の鋭さの問題が大きいんですか?
川上さん
担当MD
いえ、他にもモーターの強さの問題とか、刃とアタッチメントの隙間の大きさとか色んな要因があるんですが、1,000円の商品ですからかなりコストについてはシビアにやる必要があります。

あと、他社さんの商品ですと、刃が逆向きのL字になってる商品があるんですね。
参考画像
川上さん
担当MD
このタイプの商品ですと、横だけじゃなくて上からも切れるんですよ。なのでこれまでそういう商品を使っていたお客様が癖で上から切るように使って、「あれ、ぜんぜん切れないじゃん」って思うケースもあると思います。
岩崎さん
司会進行
じゃあ、この商品もその逆L字の刃を使うことって出来ないんでしょうか。
川上さん
担当MD
それはコストの問題でなかなか難しいです。
他のMD
マジボイスっていうのはお客様の声が集まってる集合知で、この声に対して真摯に対応しようというのが大前提にある中、確かに品質とコストのバランスを取るのが難しい商品もあると思います。

ただ、「お金返せ」とまで言われるとなると、1000円の商品なのに「1000円の価値も無かった」と捉えているお客様がいるっていうことですから、そのコストと品質のバランスが悪いってことかと。

なのでコストアップしてでも改善するべきではないかなと思う反面、MD目線では利益率とかに影響が出てきますし、値上げしたことで売れなくなるかもしれない。ただし、売れても、売れなくても、正直に真摯にお客様の声に対応するという姿勢が大事なのかなと。
他のMD
例えばなんですが、この商品は鼻毛カッターとヒゲカッターと眉カッターっていう3つのアタッチメントがついてますよね。このうち、主に使われるのはやはり鼻毛カッターだと思うので、残りのヒゲカッターか眉カッターかどちらかを無くしてその分浮いたコストを改善にまわすっていうアイデアもあるんじゃないかと思いました。
川上さん
担当MD
そうですね。いったんは冒頭でお伝えしたように刃をもう一度研磨して切れ味をあげて、実際にどれくらい改善するのかを確認した上で、「それでもやはり難しい」となった時にまた改めてコストをかけて改善するような案を考えたいと思います。
岩崎さん
司会進行
わかりました。その切れ味を改善したバージョンの商品については、今回「切れない」というお声を送って頂いたお客様にコンタクトを取って、改善されてるかどうかを確認して頂くとか、お客様とそういうコミュニケーションを取ることは出来ますので、その「お客様に真摯に対応する」という軸をぶらさずに改善出来ればと思います。
ヨッピー
おお。マジボイスを投稿してると新商品試したり出来るのか……!
岩崎さん
司会進行
そうなんですよ。やっぱり「ここがダメ!」っておっしゃって頂いたお客様に「これだとどうでしょうか!」って聞くのが早いので。それに、こうやってマジボイスに投稿してくださるお客様って本当に貴重なんですよ。ほとんどの方が商品が気に入らなくても、何も言わずに去って行っちゃいますから……!
マジボイス実現委員会
というわけで皆さん!「マジボイス」に寄せられたお客様からのご意見に対してはこんな感じで本気の対応をしますので、ぜひ皆さんもドシドシ商品の感想なんかを送ってください!よろしくお願いします!
この記事のライター
ヨッピー
大阪府生まれ。「オモコロ」「トゥギャッチ」「ぐるなび」「Yahoo! Japan」「ライブドアニュース」など、さまざまなWEBメディアで活躍中のライター。「WEBでウケること」の第一人者として、タイアップ広告案件なども多数手がける。